田中好子さん〜再発乳がん

札幌駅
札幌駅 / iyoupapa

田中好子さんの死因である“乳がん”について女性として
やはり興味があったので自分なりに調べてみました。

調べて解ったことは、“乳がんは全身病”であるということです。
乳房にできるがんが“乳がん”ですが、このがんの特徴として
発見された段階ですでに、何万個かのがん細胞が乳房から
全身に回っていると考えられています。

ですから、早期で発見された“乳がん”で手術でがん細胞を
すべて取り除きリンパ節転移がない場合でも約10〜15%の
割合で再発が起こっているのが現実です。
すべての乳がんにおいては25%〜30%の再発率です。

再発が手術した方の乳房ならば局所再発、それ以外の箇所であれば
遠隔再発または転移となるようです。

再発の70〜80%は、手術後2〜3年が最も多く
5年目以降の再発率は、20〜30%。
田中好子さんのケースでも手術した後にもう一方の乳房への再発など
再発を繰り返していたようなので再発乳がんとの闘いだったのでしょう。
乳がんの転移・再発は肺、骨、肝臓、脳などに多いようです。

乳がんが日本女性にこれほど多くなった原因のひとつとして
「食生活の欧米化」があるそうです。
動物性食品などの高カロリーで、高脂肪の食事は乳がんになりやすい
体質をつくる要因のひとつ。

また、女性のライフスタイルの変化による、初産の高齢化、少産
初潮の低年齢化なども乳がんの要因になっていると考えられています。

現在、ピンクリボン運動など乳がんの早期発見の重要性を伝えるための
啓発活動などが各地で広まっています。
このような情報は女性としてしっかり知っておきたいものです。