ギリシャのデフォルト懸念が後退

ギリシャ政府は9日午後(日本時間9日夜)、欧州連合(EU)や
国際通貨基金IMF)などから第2次支援を受けるための前提条件となる
緊縮財政策と構造改革について、連立与党3党と全面合意したと発表した。」
とのニュースが伝わりました。

ニューヨーク株式相場はこのニュースで3日間連続の上昇。
買いのポジションでオーバーナイトの人は大喜びでしょうね。

上がってるのは株式だけでなくNY原油なども上昇しています。
コモディティもこの調子で上がっていくのでしょうか。
どちらにしても投資家にとっては良いニュースです。

 【ニューヨーク時事】9日のニューヨーク商業取引所NYMEX)の原油先物相場は、
ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念の緩和や良好な米雇用関連指標を受け、
1月末以来約2週間ぶりの高値で終了した。米国産標準油種WTIの中心限月3月物は
前日終値比1.13ドル高の1バレル=99.84ドルで終了。
4月物は1.14ドル高の100.24ドルと、約2週間ぶりに100ドル台を回復して引けた。
 市場の注目を集めていたギリシャパパデモス首相と同国連立与党の協議はこの日、
財政緊縮策で合意に至った。国際通貨基金IMF)やユーロ圏諸国による
第2次支援受け入れの前提条件であった緊縮策の合意を受け、
同国のデフォルト懸念が緩和したことから欧州経済の先行き不安が後退し、
原油買いの動きが強まった。
 また、この合意を受けて外為市場ではユーロ買いが活発化し、
対ドルで約2カ月ぶりの高値まで上伸。ドル建てで取引される原油相場に
割安感が生じたことも追い風となった。
 このほか、良好な米指標も原油相場を押し上げ。
労働省が発表した前週までの新規失業保険申請件数は
前週比1万5000件減の35万8000件と、市場予想よりも大幅に改善し、
約3年9カ月ぶりの低水準となった。主要原油消費国の雇用情勢好転は
需要拡大観測につながり、電子取引では一時100.18ドルまで上昇する場面もあった。
 ▽ガソリン=続伸。中心限月3月物は3.76セント高の
  1ガロン=301.28セントで取引を終了した。
 ▽ヒーティングオイル=反発。3月物は1.90セント高の1ガロン=320.85セントで
  引けた。(了)

時事通信より引用