鬼平犯科帳DVD

鬼平犯科帳スペシャル 雨引の文五郎 [DVD]

鬼平犯科帳スペシャル 雨引の文五郎 [DVD]

父も私も池波 正太郎作品が大好きなので
鬼平犯科帳」や「剣客商売」などのDVDを
コレクションしています。

池波 正太郎作品は時代劇が苦手な私でも楽しめる
不思議な世界観があります。

その中でも特に注目しているのは
作品中に登場する料理です。

池波 正太郎氏本人もグルメであったらしく
「食」に関する著書も多くも出版されています。
池波ファンの多くは、作品中の料理に
関心を抱く人は多いと思います。

作品中には、江戸時代の庶民が食べていた
四季折々の料理が登場することにより
江戸情緒や季節感がより一層感じられます。

池波作品の中で最も多く登場するのは
「小鍋立て」(こなべだて)は、小さな一人用の土鍋に
季節の旬の食材を入れてだし汁で少しずつ煮て
食べるのが基本とされています。

記憶に残っているのは、「剣客商売」での
蛤(はまぐり)と豆腐の小鍋立て。
鬼平犯科帳では、小鍋にうす味の昆布だしを煮立たせ
千切りの大根とアサリのむき身を入れ
煮えたところに七味唐辛子を振って食べる
「大根とアサリの小鍋立て」などなど・・・

その他にも、白魚(しらうお)、猪(しし)、鰌(どじょう)
大根、大根と油揚げなどの小鍋立てが登場します。

どの小鍋立ても日本酒と合うようで、登場人物達は
熱燗で一杯呑みながら、美味しそうに鍋をつついています。
特に「仕掛人・藤枝梅安」の好物はアサリの鍋もの。

大皿に千六本に刻んだ大根とアサリのむき身を
たっぷりと用意し、火鉢に小鍋をかけ、塩・酒・醤油で
薄味にととのえた出汁を張り、出汁が煮え立ったら
大根とアサリを手づかみで鍋に入れる。
煮えるそばから、これを小鉢に取り、粉山椒をふりかけ
出汁と共にふうふういいながら食べるシーンが
いかにも美味しそうで印象的でした。
寒い夜には真似をしてみたい一品です。

鶏肉団子入りちゃんこ鍋
/ naotakem